ヒマリュウ-Ⅲ-
――――――…
―――…
『冬可〜!!』
「なに」
『緋舞と龍、寝かせちゃって。そしたらこっち手伝って。』
時刻は夜8時、いつもならとっくに夢の中にいるはずの時間帯。
ふたりを見れば、目を擦っている。
「…わかった。」
『あたしは用意しちゃう』
あたしが寝かせればいいんだろうけど…料理がある。
冬可も出来ない訳ではないが、
なにも全部ができる訳じゃない。
よって、こうなった。
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