ヒマリュウ-Ⅲ-



『ほら、緋舞も龍も…パパと歯磨いてお布団入りなさい?』


「「…ん〜……」」


「よし、行くぞ」



ふたりを両手で扉の方へ促しながら歩く姿は

やっぱりお父さん。


…やっぱカッコイイなぁ。笑


最近はこういう一面も、スゴイ好き。



――…パタン



『…!やらなきゃっ』



ずっと見惚れていたために、料理の手が止まっていた。


扉が閉まったのを合図に、また料理に取り掛かる。



『んー……コレだっけ?』



自慢じゃないけど、

あたしはオリジナルとかはムリ。


…や、本当自慢にならないわ。笑



だから前に作ったのを思い出しながら作ってる…んだけど…。



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