ヒマリュウ-Ⅲ-






そこで見た、現実――リアル――とも夢――ドリーム――とも取れるような……夢。






あたしも冬可も、結婚式の衣装のままで……あたしの左手には緋舞、あたしの右手は冬可。

そして…冬可の左手はあたし、右手には龍。



目の前に広がるのは、広大に広がる一面の青。

その青は…とても透明で、水の下にある砂が透けて見える程。



…沖縄の海だろうか。



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