ヒマリュウ-Ⅲ-



…人は見た目によらないと、

この世界にいるとつくづく思うコトばかりだ。



龍が怖がることはないけれど(多分、小さい頃からあたし達を見てきたせい。)、

ハヤトがこんなにも子供が好きだなんて、意外だった。


龍が振るしょうもないような話題でも、楽しそうに喋ってくれている。



「――…でね、銀會についてだけど。」



龍とハヤトを横目に、舞が話を戻した。



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