ヒマリュウ-Ⅲ-
さらにドスを効かせて言えば、寝起きの眠気なんか吹っ飛んだみたいで…、
普段とは比べものにならないスピードで服を着はじめた。
それを横目で冷めたように見ながら、
あたしはみんなが着替え終わるのを待った。
「…終わった」
『ん、――…で?なんで服、脱いでたんだ?』
余程あたしが怖いのか
着替え終わるなり背中を丸めて、畳の上に正座してる。
左から――…
恭哉 冬可 はやと。
…マジ情けない。