ヒマリュウ-Ⅲ-



やっぱり舞は怖いのかもしれない。



舞の黒いオーラを感じてか、恭哉が誤りの言葉を言ったときには寝ている人など一人も居なくて…。


"総長"としてはどうなのか…

という場面を皆に見られることとなってしまった。



ハヤトはポカーン…だし、高校生は目が泳いでる。


…それに相反するのがカナちゃん。



カナちゃんだけは目をキラキラさせて、「舞さん…カッコイイ」などと呟く始末。


まぁ、ある意味カッコイイのかもしれないけど、

…その反応はいいのか?



尊敬しすぎるあまりに、時々危ない方向に走っている…と感じるのは、

きっと"気のせい"なんかじゃないはず。



…尊敬を失わないでいてくれたらいいんだけど。


この世界"尊敬"がなくなった時点で、そのチームは終わりだから。



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