ヒマリュウ-Ⅲ-
だから、なるべくならこんな場面は見せないほうがチームの為でもあり、自分の為でもある。
…はぁ。
小さく、バレない程度にため息をついて、
『はい、終わり。みんなおはよう』
「「「おはようございます」」」
「あ、桃。そういえば言ってなかったわね。おはよう」
『おはよ』
あたしは皆に掛け布団をたたんで部屋の隅にでも置いといて、という指示を出しながら
冬可に朝食をお願いして、緋舞を起こすために2階に上がった。