~First~
なんだか、いつものお姉ちゃんじゃないみたいに礼儀正しかった
「あたしの部屋ではなそ」
あたしは愛美を自分の部屋に案内した
「美央……ほんとにみーたんなんだね」
愛美が見つめる先にはファンレターの山
「いまさら何いってんの!」
「お姉ちゃんも綺麗だよね……美央とはまた違う美人…」
愛美は寂しそうな目をしていた
「あ!そんな事より、彼氏とどーなのよ」
愛美は、よくぞ聞いてくれました!とでも言うかのような顔をして語り始めた
「えっとね~………」
それから長々とした愛美ののろけ話を聞いた
あたしは……『えっ!?』と『そうだったんだ!』しか発してない気が………
愛美は、ひとつ年下の竹山涼君 タケヤマリョウ 君と付き合ってるらしい。
一度は、愛美が高校に入りすれ違いが多くなってしまうから、お互いの為に別れた
でも、結局お互い忘れなくてまたくっついた。という訳
「愛美幸せそうだね!」