~First~
「話したいこと……?」
「あぁ」
ビックリして顔をあげると今度は先生が窓の外をみた
「ここだと体調悪い生徒の邪魔になるから、移動するか」
「うん」
みんなに聞かれちゃ困るの?
先生は何を考えているの?
あたしは全く予想がつかないよ
先生についていくと
【美術室】
にたどり着いた
「授業やってないみたいだから大丈夫だろ」
「うん」
あたし達は一番うしろの席に向かいかって座った
「で、先生…話したいことって…」
「あぁ…その…告白の返事、ちゃんとしたいから」
ズキンッ―――
「返事なんかいらないって言ったじゃん!どんだけあたし傷つければ気が済むの!?ありえない!」
つい感情的になってしまった
けどもう怒りは止まらない
「話ってそれ?もう…いい!」
ガタンッ―――
椅子を倒し鞄を持ち立ち去ろうとした
「お前の告白、受け入れる!」
「……へ?」
「だから、付き合うって」