~First~
鼓膜が破けるんじゃないかって思う程大きな声を出したのは、
愛美。
「ちょっと!!美央!本当!?」
「うん…ごめん愛美!」
「もう!!!何で言ってくれなかったの!?」
「ホントごめん愛美~後で詳しく話すから…」
愛美は分かったよといいつつ、まだ信じられないと言ったようた顔をしている
「一緒に写真撮って下さい!……ってか、友達になって下さい!!」
あたしは嫌だったんだ。
友達があたしをモデルとして見るのが。
モデルだから、変に意識されて本当の友達になれなそうな気がして…
だから、愛美にも言わなかった。
「うんっ!てゆーか、タメなんだから、敬語やめてよ!」