王子様の秘密-上-



「陽菜、帰るぞ」

「へ?
でも、拓哉君…」

「じゃあな、拓哉」

「あ、うん…
またね、えっと…」

「あっ、陽菜です!」



拓哉君はさっきとは別人のように、にこっと笑った。



「そっか、またね、陽菜ちゃん♪」

「はいっ!」



そして、私達は別れた。



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