大好きな君へ送る言葉
「なんで、リストカットをしようとしたの?」

脩はあたしに優しく聞いてくれた。


『どうせ、あたしなんかこの世にいらないゴミなんだよっ!
だったらこんな人間死んだほうがましでしょっ?』

そう…家族内でも虐待がある。

けど学校でもあたしはいじめられている…

『ずっと一人ぼっちの寂しい子なんだよ。』

そう言って部屋から出ようとした…

「おい、待てよ!
俺がいつお前のこといらないって言った?
一人ぼっちって勝手に決めつけんじゃねぇよ。
俺がいるじゃねぇかよっ!!
俺ら兄弟だろ?なんでも言いあえる仲じゃないのかよ…」


脩がそんなこと思ってるなんて知らなかった。


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