HAPPY⇒DAYS ~甘い恋愛~

「…え??」



 見上げると、そこにはなかなかのイケメン君が。


 …悠クンには、劣るけど。


「…す、みません。
 どちら様で…??」



「忘れたのかよ~、
 巧だよ!!巧!!」



「た、くみ…
 …ぁあ゛!!」



 巧[たくみ]、と名乗るのは小学生の時一緒だった男の子。


「…あれ??
 引越したんじゃなかったっけ??」


 
 そう、巧は転校をしていきそのあとはなんの連絡もなかったのだ。



「いろいろ事情あってさ??
 今の苗字は沖[おき]っつーんだ!!
 で、訳ありでこの高校に転入♪」



「そ、うなんだ…」





 いろいろあったって…


 苗字変わったところからすると、親に何かあったのかも…



「何かさぁ、B組に蒼依って文字があったから、もしかして!!って思ったんだよ~」



「…ってことは…、 
 巧、B組?!」



「おぅ☆
 よろしくな~」




 …巧との再会が、またあたしに波乱を呼ぶなんて、思ってもいなかった。



 
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