HAPPY⇒DAYS ～甘い恋愛～

「あの、ね??
　巧…」


「知ってる」

「へ…??」


　言葉をさえぎられ、あたしは顔をあげる。

　すると、巧はとっても悲しそうな顔をしてた。


「…今日知った。
　蒼依に元彼がいたこと」


「うん…
　だから、ごめんね。
　あたし巧とは付き合えない
　…どんなに好きって言われても」


「…そか」



　
　すると巧は少しあたしに近づいた。



「…俺、蒼依にそう言われなかったら
　もっともっとアタックしてた」


「え゛?!」



　何て言われて焦った。

　…でも。


　巧はこう言った。



「蒼依の口から聞けて、なんかすっきりした!!」



　…清々しい顔をして。