HAPPY⇒DAYS ~甘い恋愛~
~蒼依~
希チャン、すごい…
一気に巧を静めた挙句、話までさせるなんて…
「俺に帰るところねぇっつったろ」
「だから何でそう思うのかいってみろって」
ここから、巧と希チャンの話し合い…言い合いがはじまった。
「居場所はここだけだ」
「親はどうした」
「親??笑わせんな、とっくに縁切られた」
「はぁ??
捨てられたのか」
「そりゃぁ暴力ふるう親父と金でしかいきられねぇおふくろならな」
「兄弟は」
「いねぇ
俺は一人っ子だ」
「何でこんなことしたんだ」
「…俺はどうせ駄目な人間だ」
「違う、誰だった必要な人間だ」
「いいや、蒼依だって俺をフった」
「それとこれは次元が違うだろ」
…巧、あたしのせいで…??
「ごめん、巧…
あたしのせいだよね…」
ここでやっとあたしも話に入れ──…
「蒼依は黙ってて
ってか蒼依のせいとかじゃないから」
───…る訳ないか。
そしてまた、言い合いがはじまった。