HAPPY⇒DAYS ~甘い恋愛~
それって、あの?!
「もしかして…婚約者の…」
「まぁ、テレビをご覧いただいたようで。
光栄ですわ」
すんごいぶりっこみたいな声なんだけど…
「で??
あんた蒼依に何の用??」
希チャンが態度も変えずに話しかける。
「あらら…
どんな人かとおもえばこんな口の悪い女が友人ですか…」
「…んだと??」
この人…本当に何の用だろう…
「ちょっと希チャン、落ち着いて。
あたしに何の用ですか??」
「あぁ、そうでした…」
すると楓さんはすっと息を吸った。
「月森 蒼依さん。
あなたは以前悠真様とお付き合いをしていたそうで」
「は、い…
それが何か」
「悠真様は本家のご自分の部屋に写真を飾っておいででした」
悠クンが…??
嬉しい…
「あなた、まさか無理矢理飾らせたのでは?!」
…へぇ??
なんですと??