HAPPY⇒DAYS ~甘い恋愛~
「キャアアッ!!」
まさかの叫び声。
あたしの怖いレーダーが反応する。
「…の、希、チャン…。
危ない、予感が…。」
「ま~た言ってんの??
大丈夫だから、そんなの~…
フルシカトよ、フルシカト!!」
「そんなこと言ったって~…」
「邪魔」
背後から掛けられた、そんな声。
すっごい声低いんだけど…。
おそるおそる振り返る。
するとそこには茶髪で背の高いにーチャン。
…どっ、どちら様?!
「邪魔だっつってんだけど
てめぇ、俺をシカトするとは、いい度胸してんじゃねーか。」
ヒ、ヒィィィィィィィィィィィィィツッ!!
胸倉掴まれ、体が浮く。
こっ怖いよぉぉぉぉぉぉぉ…
「蒼依ッ!!」
希チャンがとっても焦ってる。
…あぁ、あたし終わったな。
人生に幕を閉じようとしたその時。