HAPPY⇒DAYS ~甘い恋愛~
「おぃコラ、てめぇでしゃばってんじゃねーぞ」
さっきよりもドスのきいた声が降りかかる。
次は何…
うっすらと目を開けると、
今度は明るい金髪の人。
こっ…、怖い…
でもかっこいい…
…だけど!!
何でこの人の口元血がついちゃってんの?!
「お前こそ何だ、えぇ??
人にてめぇとか言っときながら
自己紹介なしか??」
「てめぇにお前扱いされる筋合いはない」
ちょっ…ちょっとちょっと!!
あたし、苦しいんですけど!!
「おい、お前、派手に金髪やってくれてっけど、
良くよくボタンみりゃぁ1年坊主じゃねぇか」
…は…??
い、一年??
一年生…。
おっ、同い年ぃぃぃぃ?!
「だったら何だってんだよ
いい加減女の子はなせ」
「っせぇな…
坊主のくせに生意気いってんじゃねーぞ!!」
茶髪のにーチャンがあたしを放して
金髪に殴りかかる。
「…んどくせぇな…
さっきやったばっかなのによ…」
…サッキ、ヤッタ…??
まさか、さっきの悲鳴のもとはこの人…
ドカッ。
茶髪のにーチャンがあたしの目の前に倒れこむ。
…ま、馬路…??