HAPPY⇒DAYS ~甘い恋愛~
「蒼依」
「悠クン!!」
久し振りに見る悠クンの顔はまた一段とかっこよく見えた。
「心配したよ~
無事でよかった!!」
「ごめんな」
あたしはバイクの後ろに乗る。
久久に触れる悠クンの背中。
「あったかいね…」
「そか」
不覚にも、このまま時が止まればいい、なんて思ってしまったあたしは、現金な奴だ。
「蒼依、着いたぞ」
悠クンの声で目が覚める。
なんと、バイクに乗ってるにも関わらず、寝てしまってあたし。
「蒼依はおもろい奴だな~」
なんて言われる始末。
「うぅ~…」
「行くぞ、あいつら待ってる」
え??
「…あいつら??」
─────────…
───────…
「「遅い」」