HAPPY⇒DAYS ~甘い恋愛~
~悠真~
「悠、お前蒼依またつかってたぞ」
遥叶から聞いた言葉。
「わりぃ、さんきゅー」
「別にいーけど。
…お前、分かってんのか??」
「あ??」
遥叶が少し、真剣な顔をした。
「…別に余計なことはいーたくねーけど。
…あいつ、ここじゃ結構評判なんだろ??
可愛いって言われてんの知ってんだろ??
もぅちょっとお前が警戒しねーと、
ここであいつ一人はやべーぞ」
遥叶の言葉は重かった。
俺だって、それなりに分かってた。
「…でも、大会近ぇし…
練習しねぇと」
「んなこと言ってたらはじまんねぇよ…」
「分かってっけど…」
どうするべきだよ、俺は。
そろそろストバスの大会がある。
これは全国に繋がる大切な大会。
別にそこまでかけてる訳じゃねーけど…。
やるからにはトップとんねぇと…
「とにかく、蒼依一人は駄目だ。
…分かったか」
「おぅ…」