HAPPY⇒DAYS ~甘い恋愛~

 それから、いつもみたいに、何でもない話をたくさんした。



 時間が経つのは早くて、
 時計は7時をさしていた。




「ごめんね、長居しちゃって。
 おうちの人に迷惑だから、帰るね」



「あー…。
 俺、ひとり暮らし」






「…え゛??」



 びっくりした。
 
 一人…暮らし??




「え、でも二階建て…」



 そぅ。

 ここはどこからどうみても一戸建て住宅。



 普通一人暮らしってマンションとかアパートとか…



「あー…、
 まぁ、気にすんな」



 
 …あたしには分かった。



 一瞬、悠クンの顔が曇ったんだ。






「そ、う…」


「あぁ」



 あたしには分からなかった。


 悠クンの抱えていたことの大きさが。

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