お前、自分が何言ってるのか分かってるの?【BL】
「それにしてもさ、」

と、逞が言った。

ん?何だ?

「何?」

と、聞く俺に


「この部屋、暑すぎじゃね?」

と、逞。

「クーラー壊れてて、今微弱の風しかくれない扇風機しかないんだよ。」

と、俺が苦笑して言うと


「微弱の扇風機って、微弱どころかほぼ風こねぇじゃねーか!」

あはは……古いから、ちょっと壊れてるかな……


「昨日は、海で溺れて、今日は熱中症でぶっ倒れんのか!?やめろよ!!」

と、ちょっと怒ったように言う、逞。

「ごめん……迷惑かけて。熱中症にはなんないように気を付けるし、もぅ迷惑かけねぇから。」

やっぱり……呆れてたんだ……

「ちげぇよ……迷惑とかそーいうんじゃなくて、お前……危なっかし過ぎるから、心配なんだよ……」

ちょっと、きつく言い過ぎた。ごめんな?

と、逞は優しく俺の頭を撫でてくれた。


これは……

嬉しいけど、恥ずかしすぎる!!

意識しちゃってんの、バレてねぇよな!?
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