運命
「変わらないな………」
 
無視して話し続ける委員長に、
 
それを無視して桜を見る瑠茄。
 
2人はお互いに、
 
全く違うモノを見ているが同じ目をしていた。
 
「………何時からだ…」
 
瑠茄は口を開けたが委員長を見ることは無かった。
 
「保育園に入った時…くらいから……?」
 
彼の「?」は、
 
自分の記憶は曖昧だという事を知らせるかのよう。
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