妖魔04~聖域~
上空に上がれば、炎と衝突。
「ぐ!」
装甲によって耐熱度は上がっているが、熱さは免れない。
焼き豚になりかけになりながらも、俺は地面に立つ。
しかし、呆けている暇もなく、地割れが起こる。
「くそ!」
巻き添えを恐れてか、他の妖魔達は近寄ってはこない。
だが、避けつつも、気付かれないように妖魔達に近づく。
辿り着いた時には、地割れによって落ちていく妖魔もいるようだ。
『東に三、北に五、その位置に地割れ妖魔、存在しています』
今のはロベリアの声ではない。
研究所付近に感じるのはナンバー01の気配。
俺に声を届かせる事が出来る。
烏合の衆の中から、地割れ妖魔を見つけられるのも凄い。
サーチ能力では、ナンバー01が優れている。
「ありがとよ」
二つの攻撃を敵を盾にして避けながら、俺はナンバー01の教え通りに近づいていく。
地割れ妖魔の元に到着し、剣を振り下げようとした時。
「ひ!?」
怯える瞳を持った、子供の形に変鎖した妖魔が目前にいた。
自分が殺されるとは思っていなかったようだ。
「くそ!」
加減はしないと言っておきながら、俺は剣を止めた。
「ぐ!」
装甲によって耐熱度は上がっているが、熱さは免れない。
焼き豚になりかけになりながらも、俺は地面に立つ。
しかし、呆けている暇もなく、地割れが起こる。
「くそ!」
巻き添えを恐れてか、他の妖魔達は近寄ってはこない。
だが、避けつつも、気付かれないように妖魔達に近づく。
辿り着いた時には、地割れによって落ちていく妖魔もいるようだ。
『東に三、北に五、その位置に地割れ妖魔、存在しています』
今のはロベリアの声ではない。
研究所付近に感じるのはナンバー01の気配。
俺に声を届かせる事が出来る。
烏合の衆の中から、地割れ妖魔を見つけられるのも凄い。
サーチ能力では、ナンバー01が優れている。
「ありがとよ」
二つの攻撃を敵を盾にして避けながら、俺はナンバー01の教え通りに近づいていく。
地割れ妖魔の元に到着し、剣を振り下げようとした時。
「ひ!?」
怯える瞳を持った、子供の形に変鎖した妖魔が目前にいた。
自分が殺されるとは思っていなかったようだ。
「くそ!」
加減はしないと言っておきながら、俺は剣を止めた。