妖魔04~聖域~
お吟さんは身を起こす。
「俺、お吟さんに、無茶させてたんだな」
お吟さんの問いには答える気力はなかった。
「お前は本当に馬鹿だ」
「かもしれねえな」
お吟さんに無茶をさせ、ロベリアを戦場に借り出し、敵が子供だと助ける。
「少しは成長したかと思えば、全く成長していない」
「そうか」
「悩みは思考を鈍らせるだけさ」
俺の腕に擦り寄って来た。
「私は私の好きなようにしたから倒れた。どこにお前の責任がある?」
「だからって」
お吟さんが俺の口を自分の唇で防ぐ。
数秒間、テクニックを駆使され、頭がぼんやりとしてしまう。
「お前は強くなったよ。でも、まだお前には背中を預けられない」
「お吟さん」
先ほどの事から、心の強さが足りないのだろう。
人に悩みは付き物である。
しかし、余計なところで悩む癖がある。
それを、無くせという事なのだろう。
「だが、今回はお前のおかげで生かされたな」
「俺だけじゃない。ロベリアがいたからこそさ」
ロベリアの力があったからこそ、乗り切る事が出来た。
最後はどうなったのかはわからなかったがな。
「俺、お吟さんに、無茶させてたんだな」
お吟さんの問いには答える気力はなかった。
「お前は本当に馬鹿だ」
「かもしれねえな」
お吟さんに無茶をさせ、ロベリアを戦場に借り出し、敵が子供だと助ける。
「少しは成長したかと思えば、全く成長していない」
「そうか」
「悩みは思考を鈍らせるだけさ」
俺の腕に擦り寄って来た。
「私は私の好きなようにしたから倒れた。どこにお前の責任がある?」
「だからって」
お吟さんが俺の口を自分の唇で防ぐ。
数秒間、テクニックを駆使され、頭がぼんやりとしてしまう。
「お前は強くなったよ。でも、まだお前には背中を預けられない」
「お吟さん」
先ほどの事から、心の強さが足りないのだろう。
人に悩みは付き物である。
しかし、余計なところで悩む癖がある。
それを、無くせという事なのだろう。
「だが、今回はお前のおかげで生かされたな」
「俺だけじゃない。ロベリアがいたからこそさ」
ロベリアの力があったからこそ、乗り切る事が出来た。
最後はどうなったのかはわからなかったがな。