妖魔04~聖域~
日本なら妖魔の里があるし問題はないかと思っている。
だが、妖魔の里の位置が把握出来ていない。
美咲や冬狐に聞くことが出来れば、すぐにでも仕事も寝床も見つかると思うけどな。
時計を見ると、午後十六時。
夕刻時であり、辺りは赤く染まっている。
まずは龍姫達の下へと移動して、今後の事を決めなければならない。
ビルへと向おうとしたが、ロベリアが服の袖を引っ張る。
「どうした?」
「王子様、生を摘む刃がいる」
少し離れた場所に、百六十五センチくらいのセミロングの女の子が立っている。
御堂学園の制服を着ているところ、生徒だろう。
見覚えのある女の子だ。
「瑠璃子か?」
思い出の中の姿から成長している。
懐かしいが睨みが肌に突き刺さる。
「見知らぬ奴に名前で呼ばれる覚えは断じてない!」
「そっかそっか。瑠璃子は赤坂の学校に入ってたんだな」
「人の話を聞け!」
いつの間にか短刀を逆手に持っている。
「お前、自分の刀はどうしたんだ?」
瑠璃子は話す意思はないようだ。
「まったく、お前も話を聞かないじゃないか」
「丞は女に好かれてるアルなあ。アチシにも紹介するアル。それで、後でアチシと一緒に味を占めるアル」
だが、妖魔の里の位置が把握出来ていない。
美咲や冬狐に聞くことが出来れば、すぐにでも仕事も寝床も見つかると思うけどな。
時計を見ると、午後十六時。
夕刻時であり、辺りは赤く染まっている。
まずは龍姫達の下へと移動して、今後の事を決めなければならない。
ビルへと向おうとしたが、ロベリアが服の袖を引っ張る。
「どうした?」
「王子様、生を摘む刃がいる」
少し離れた場所に、百六十五センチくらいのセミロングの女の子が立っている。
御堂学園の制服を着ているところ、生徒だろう。
見覚えのある女の子だ。
「瑠璃子か?」
思い出の中の姿から成長している。
懐かしいが睨みが肌に突き刺さる。
「見知らぬ奴に名前で呼ばれる覚えは断じてない!」
「そっかそっか。瑠璃子は赤坂の学校に入ってたんだな」
「人の話を聞け!」
いつの間にか短刀を逆手に持っている。
「お前、自分の刀はどうしたんだ?」
瑠璃子は話す意思はないようだ。
「まったく、お前も話を聞かないじゃないか」
「丞は女に好かれてるアルなあ。アチシにも紹介するアル。それで、後でアチシと一緒に味を占めるアル」