妖魔04~聖域~
日没する途中で、廃ビルの前にたどり着いた。
通りを行く人は冷ややかな目線で見ているが、気にならない。
些細な事で揺らがない。
ビルの中に入って転移魔方陣を見るクルトとロベリアは不思議そうな顔をしている。
魔方陣とはあまり関わりのない場所にいたのだろう。
四人で乗り込むと、龍姫の住む神殿に辿りつく。
過去と変わらぬ、緑に溢れており静かな世界が広がっている。
神殿の前には龍姫が待っているのだが、目が丸くなってしまった。
「龍姫か?」
「久々じゃのう」
幼き姿から大人の姿へと変化を遂げていた。
四年間に何があったというのだろうか。
「ワラワは綺麗かえ?」
顔を赤らめながらも、俺に聞いて来た。
「そりゃあ、綺麗だけど」
最後まで答える前に、開いた口が塞がらなくなった。
「むうう!」
いつの間にやら、お吟さんが龍姫の背後に回り、胸を揉みながらキスをしている。
「お前はアチシを発情させたいアルな」
「や、やめ、ワラワと丞ちゃんの感動の対面に何をするか!」
力では敵わずに、お吟さんが色々なところを弄ってやりたい放題である。
お吟さんは本当に龍姫が好きなんだな。
姿が変化したところで、関係が変わるわけでもなかった。
しかし、今までの姿は本当ではなかったという事だろう。
それとも、力を使って大人へと変化をしたのか。
方法は解らないが、成長すると世界三大美女に名を連ねてもいいほどの美しさになることが解った。
通りを行く人は冷ややかな目線で見ているが、気にならない。
些細な事で揺らがない。
ビルの中に入って転移魔方陣を見るクルトとロベリアは不思議そうな顔をしている。
魔方陣とはあまり関わりのない場所にいたのだろう。
四人で乗り込むと、龍姫の住む神殿に辿りつく。
過去と変わらぬ、緑に溢れており静かな世界が広がっている。
神殿の前には龍姫が待っているのだが、目が丸くなってしまった。
「龍姫か?」
「久々じゃのう」
幼き姿から大人の姿へと変化を遂げていた。
四年間に何があったというのだろうか。
「ワラワは綺麗かえ?」
顔を赤らめながらも、俺に聞いて来た。
「そりゃあ、綺麗だけど」
最後まで答える前に、開いた口が塞がらなくなった。
「むうう!」
いつの間にやら、お吟さんが龍姫の背後に回り、胸を揉みながらキスをしている。
「お前はアチシを発情させたいアルな」
「や、やめ、ワラワと丞ちゃんの感動の対面に何をするか!」
力では敵わずに、お吟さんが色々なところを弄ってやりたい放題である。
お吟さんは本当に龍姫が好きなんだな。
姿が変化したところで、関係が変わるわけでもなかった。
しかし、今までの姿は本当ではなかったという事だろう。
それとも、力を使って大人へと変化をしたのか。
方法は解らないが、成長すると世界三大美女に名を連ねてもいいほどの美しさになることが解った。