妖魔04~聖域~
吟が風呂に入った後で、俺も風呂に入り、二人でベッドの中に入った。

いつもと同じなのに、いつもよりも気持ちが高ぶっているのは気のせいか。

今更だが、吟のプロポーションは崩れる事なく保たれている。

いつも運動をしているせいかもしれない。

とても引き締まって綺麗だった。

魔性という言葉すら思い浮かんでくる。

吟の体に飽きた事はない。

吟の体は熱が帯びており、頬も少し紅い。

潤んだ瞳、薄ピンクの唇、全てが新鮮に思えた。

言葉は交わさずとも、やるべき事はわかっていた。

お互いに気持ちを分かり合って、初めて混じり合った。

簡単に言い表せるようなことではないが、強いて言うならば居心地がよかった。

無理矢理言うなら、満たされる世界だってことかもしれない。
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