妖魔04~聖域~
隔離された世界
命令
「すう、ん?ああ」
部屋の中で朝の日差しによって、目を覚ます。
今日も隣に笹原母がいる。
笹原母の寝相はどうなっているんだ?
それよりも、昨日は野宿をするはずだった。
だが、荷物を持って出て行く途中で笹原に見つかり拘束された。
それで、今日も笹原の部屋の中に閉じ込められた。
笹原妹、自分の部屋を貸しっぱなしにしているがいいのか。
どうでもいい話だ。
今日で終わりにする。
しかし、今日は特別何かをするわけでもない。
何故ならば、人間共が決めた休日だからだ。
笹原の母親の腕を払いのけて、俺は立ち上がる。
「ち、面倒くせえ」
里から着てきた服を着込む。
「刃さん、おはよう」
笹原妹が扉を開けた。
「ああ」
「今日もお母さんと添い寝?仲いいね」
解って言っているとしたら、性質の悪い女だ。
「次からは縛って寝かせてろ」
「あ、次って事は、刃さんは時間がある限りは泊まって行くんだよね?」
「勘違いをするな」
俺は部屋から出ると、冬狐が廊下に立っている。
「アンタは人妻が好きなのね」
「お前等姉妹は似ているところがあるんだな」
俺が歯を磨くために風呂場の扉を開けると、燕が裸で髪を乾かしていた。
「きゃ!」
声を上げながらも、前を隠そうとせずに俺に抱き付いてきた。
部屋の中で朝の日差しによって、目を覚ます。
今日も隣に笹原母がいる。
笹原母の寝相はどうなっているんだ?
それよりも、昨日は野宿をするはずだった。
だが、荷物を持って出て行く途中で笹原に見つかり拘束された。
それで、今日も笹原の部屋の中に閉じ込められた。
笹原妹、自分の部屋を貸しっぱなしにしているがいいのか。
どうでもいい話だ。
今日で終わりにする。
しかし、今日は特別何かをするわけでもない。
何故ならば、人間共が決めた休日だからだ。
笹原の母親の腕を払いのけて、俺は立ち上がる。
「ち、面倒くせえ」
里から着てきた服を着込む。
「刃さん、おはよう」
笹原妹が扉を開けた。
「ああ」
「今日もお母さんと添い寝?仲いいね」
解って言っているとしたら、性質の悪い女だ。
「次からは縛って寝かせてろ」
「あ、次って事は、刃さんは時間がある限りは泊まって行くんだよね?」
「勘違いをするな」
俺は部屋から出ると、冬狐が廊下に立っている。
「アンタは人妻が好きなのね」
「お前等姉妹は似ているところがあるんだな」
俺が歯を磨くために風呂場の扉を開けると、燕が裸で髪を乾かしていた。
「きゃ!」
声を上げながらも、前を隠そうとせずに俺に抱き付いてきた。