妖魔04~聖域~
「一体、何だ」
「この眼鏡では世界の裏側が見える。眼鏡で確認する事が出来たのならば、物にも触れる事も出来る」
眼鏡とコアの存在を前々から知っていたかのような言い方だ。
「あれが隠された物か」
「正常な世界になくてはならない扉が裏側に存在するということは、誰かが意図的に隠したということになる」
勝手に、長い説明を一通り終わらせた。
「わざわざ面倒なことをご苦労なことだ」
「お前の頼みだからな」
「頼んだ覚えはない」
「そういうな。私はお前が好きだぞ」
「テメエ、それを言わなくちゃ気がすまないのか?」
「そうだ。刃への愛の言葉を一日に五万回言わなければ気がすまない」
燕を放置して鉄の扉に手をかける。
ひんやりとした手触り、触れただけで重量感が伝わってくる。
扉の向こうには何があるのか。
古代コアがあるというのは確実だろう。
だが、封印されているだけあって、用意されたプレゼントはそれだけではない。
鬼や蛇が出るかもな。
外界に出るためには開けなければならない。
「ん?」
開かない?
何度押しても引いても、開くことはない扉。
「詐欺か?」
「残念だったな。扉には鍵が必要だ」
「テメエ、知ってたのか?」
外で待っていたのは理由を教えるためか?
「古代コアに憧れて、一人で行こうなんて考えたこともない」
「欲丸出しだろうが!」
ロメロスペシャルをかけて関節を痛めた後に燕を放置する。
「この眼鏡では世界の裏側が見える。眼鏡で確認する事が出来たのならば、物にも触れる事も出来る」
眼鏡とコアの存在を前々から知っていたかのような言い方だ。
「あれが隠された物か」
「正常な世界になくてはならない扉が裏側に存在するということは、誰かが意図的に隠したということになる」
勝手に、長い説明を一通り終わらせた。
「わざわざ面倒なことをご苦労なことだ」
「お前の頼みだからな」
「頼んだ覚えはない」
「そういうな。私はお前が好きだぞ」
「テメエ、それを言わなくちゃ気がすまないのか?」
「そうだ。刃への愛の言葉を一日に五万回言わなければ気がすまない」
燕を放置して鉄の扉に手をかける。
ひんやりとした手触り、触れただけで重量感が伝わってくる。
扉の向こうには何があるのか。
古代コアがあるというのは確実だろう。
だが、封印されているだけあって、用意されたプレゼントはそれだけではない。
鬼や蛇が出るかもな。
外界に出るためには開けなければならない。
「ん?」
開かない?
何度押しても引いても、開くことはない扉。
「詐欺か?」
「残念だったな。扉には鍵が必要だ」
「テメエ、知ってたのか?」
外で待っていたのは理由を教えるためか?
「古代コアに憧れて、一人で行こうなんて考えたこともない」
「欲丸出しだろうが!」
ロメロスペシャルをかけて関節を痛めた後に燕を放置する。