最後の恋
毎日
私は柏木美海(かしわぎ みう)
K高校2年生。

『おはよ-!美海。』
と自転車乗って声かけてくるのは小林遊星(こばやしゆうせい)。
K高校3年生。
カッコよくて優しくて自慢の幼なじみ。
…そして大好きな人。
片思いなんだけどね。

『おはよ-』とあたしは笑顔で応える。
『のんびり行ってると遅刻するよ。後ろ乗りな?』
と言ってくれる優しいゆ-ちゃん。
『大丈夫。彼女に悪いよ。』とあたし。

そぉゆ-ちゃんには彼女がいる。
しかもとびっきり綺麗な…

『そんなん気にすんな。乗れよ?』
と腕を捕まれドキッとしてしまう。
静まれ!あたしの心臓。
とドキドキしてると

『遊星?』と後ろから声かけてくる人。
声だけで分かる。
大人っぽい綺麗な声…ゆ-ちゃんの彼女だ。
『おっ香織。』とゆ-ちゃんは振り返る。
原田香織(はらだかおり)さん。
ゆ-ちゃんと同じ3年生で


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