【詩集】タイムマシンの作り方
すべてはきみからはじまった
飛び込み
なまぬるいハイソックス
脱いで前屈
冷めた固定空間
空気蹴り飛ばすの
虚ろな瞳がうつす足先が
真っ赤に染まってる
ドス黒いメーリングネット
ちょうちょ結びでラッピング
冷めた既定概念
息を吸って止めたら
目をつぶって、
審査員は居ないの
飛び込んでいく
自己満足とナル気質
=自信と勇気に言い換えて代入
方程式は繋がって世界を紡ぐ
冷えきった暫定位置
それでも
もう一度 もう一度
飛び込み繰り返す
繰り返し また昇って前屈
自己満足の沼を泳ぐか
不満に溺れるか
空中一回転でもしてみようか
【我ながら今の飛び込みは10.0だ】
「繰り返して、毎日ばかみたい」
「なんだってそうじゃん」
「社会に出てさー、学校だってそうだよ!綺麗事ばっか、アタシらから自由を奪って」
「自分で選んだんじゃん」
「毎日つまんないよ」
「それって、誰かのせい?」
「毎日つまんない」は言い訳でしょう