【詩集】タイムマシンの作り方
「ボトルの中の星」
入れて重ねて積み上げる
透き通るボトル
遠く青く向こう側に
広がる宇宙 宇宙
黒板はキャンパスに
晴れた空は差し色に
完成予想は出来ないのに
ずっと頭の真ん中に
タイトルは決めてある
しまってあるけど
たまに出して見たりもする
へたくそなレタリングで
綴るすうがくノート
世界 教室
キミの指先
視界の端で揺れる笑顔
やさしく いとしく
そっと そっと
壊してしまわないように
キミの好きな色で
ラベルに記して
また積み上げた向こう側
僕は宇宙を描きたい
【美術部男子!】
完成させたら、いちばん最初に見せたい人がいる。