【詩集】タイムマシンの作り方
墜落
びりびりしびれて
動けなくなって
キスした夜闇
触れた右肩
熱を帯びて融けだして
いつだって いつだって
2人ぐるぐる溶け合って
昨日の想いを訂して停止
堅くて重くて頑丈で
痛くて熱くて動きづらい
とげだらけの防護服
君に巻き付け終えたなら
僕が終わらせてみせるから
僕が終わらせてみせるから
墜落先を探し終えるまでは
安全ですと繰り返す
【最善の嘘を尽くす理由は、】
「いつまでこうしてるの?」
「僕らは、まだ大丈夫」
君がしなないように墜ちるのは、僕の腕にかかってる