たった一人の… 【短編】

羅『本当に本当?』

琉『うん!だから早く戻るぞ。』

羅『うん。』


私達は店に戻った。


琉『ママ、ありがとう。俺達無事戻ったから☆』

えっ…??

マ『そう。良かったね、羅依☆琉聖、もう泣かせないでよ。ウチのかわいい女の子なんだから!!』

琉『はいはい。任せといて。』


私は必死に二人の会話を理解した。

…って事は、私はまた琉聖と一緒にいられるの?

琉『じゃあな、羅依。帰りに迎えに来るから、ちゃんと働けよ!』

羅『う、うん。』

琉『じゃあママ、俺のかわいい彼女ヨロシクね〜!!』

そう言って、琉聖は帰っていった。


マ『羅依〜よく頑張ったね☆』

羅『ママ〜』

私はまた泣き出してしまった。

マ『もう〜泣かないの!!これからはしっかり琉聖の手握っておかなきゃダメよ。』

羅『はい…。』

マ『さぁ、仕事、仕事!!しっかり働いてもらうからねぇ〜☆』

羅『はぁ〜い☆』


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