BLACK†RAIN
そう言って、また失礼な事をする俺様な人…
この人って本当に…っ!!
「…失礼な人っ」
「…ああ?」
…ヤバッ
あたしが口を押さえた時にはもう遅かった…
「おい、アマ何か言ったか?」
そう言って、あたしに少しずつあたしに近づく
なっ、なんで…そんな言いぐさしか出来ないの?!
その変わらない、態度にあたしは腹がたった
「…別に、なにも」
そう言って、明らかに失礼な態度をとった
こんな事、したくないケド…
謝る事は…絶対にしない!!
「…あぁ?! 明らか、お前何か言ったろ?」
そう言って、あたしの目の前に仁王立ちしてあたしを見下す
「だから…別に、何も言ってませんよ…ただ」
「…ああ?! ただ、何だよ」
この人…やっぱり、ムカつく!!
あたしは、キッと睨めつけるような目付きを向けた
「あなたが、失礼な事ばっか言ってるがあたしは気に入らないだけです!!」
「な、ん…だとっ?!」
あーあ…
言っちゃった…
少しそう思いながら、あたしは強気な目と口調を止めないでいた─…