最初で最後で最高の恋…

来衣くんとその男子はすごく親しげにジャレあっていて、そのうち男子のほとんどが集まってきて、なにやら楽しそうだった。

「なぁんだ。友達以外といるんじゃん。」

そう、ポツリとつぶやくと、彼がふとに後ろを向いた。

彼を囲んでいる人はだれも私と彼に気付かない。

ホンの数秒だった。

一秒もなかったかもしれない。

目が合った。

その瞬間。

時が止まったような気がした。

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