◇◆あじさい◆◇
皆が、揃って家を出る時、私は明日から学校へ行く事を伝えた。

沙織は安心の笑みを浮かべ、皆、口を揃えて
『待ってる』と言って帰って行った。



私は部屋に戻ると、ベットの下に携帯を見つけた。


『…とっつぁん?』


見覚えのある携帯は、とっつぁんのだと、すぐ分かった。


走れば間に合うと思い、部屋を飛び出した。
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