◇◆あじさい◆◇
2年に上がるとクラス替えがあり、そのクラス替えで決まった組のまま、卒業までを過ごす決まりだった。
できれば、今まで通り、とっつぁんに見守られていたいと願う気持ちと、裕介達と同じクラスになれたら…という勝手な思いが入り交じっていた。
『風花〜っ!一緒一緒〜っ!』
『…えっ?』
教室のドアに張り出されたクラス分けに目がいった。
『なんだぁ〜、とうとう離れちゃったかぁ〜。』
和也が残念そうに肩を落とした。
『俺もじゃ〜んっ!
おぉ〜風花っ、お前とクラス離れんの久しぶりじゃねぇ?俺、心配だわっ。』
沙織と和也が手を取り合う中、とっつぁんは私をからかった。
『どぉ〜ゆ〜意味よ〜!アタシとっつぁんなんかいなくっても全然平気ですからっ!』
とっさに言い返した言葉が、思いの外強がった口調になった。とっつぁんと離れるなんて考えた事もなかった…。
できれば、今まで通り、とっつぁんに見守られていたいと願う気持ちと、裕介達と同じクラスになれたら…という勝手な思いが入り交じっていた。
『風花〜っ!一緒一緒〜っ!』
『…えっ?』
教室のドアに張り出されたクラス分けに目がいった。
『なんだぁ〜、とうとう離れちゃったかぁ〜。』
和也が残念そうに肩を落とした。
『俺もじゃ〜んっ!
おぉ〜風花っ、お前とクラス離れんの久しぶりじゃねぇ?俺、心配だわっ。』
沙織と和也が手を取り合う中、とっつぁんは私をからかった。
『どぉ〜ゆ〜意味よ〜!アタシとっつぁんなんかいなくっても全然平気ですからっ!』
とっさに言い返した言葉が、思いの外強がった口調になった。とっつぁんと離れるなんて考えた事もなかった…。