◇◆あじさい◆◇
校門を目前に、チャイムが聞こえた。
『お前らぁ〜っ!
遅刻だぁぁっ!』
校門に立つ先生が声を上げた。
『ハァ〜、ハァ〜、ハァッ〜。っマジかよっ!』
とっつぁんは私の手を離すと、自分の膝に両手をついて肩で大きく息をした。
『お前らぁ、指導室の前で10分正座だぁ!』
私達は、先生に連れられ指導室の前に着くと、二人並んで廊下に正座した。
いつもなら、五、六人程並んでいるのに、今日に限って二人だけ…。
静まりかえる廊下で、先にクチを開いたのは、とっつぁんの方だった。
『お前らぁ〜っ!
遅刻だぁぁっ!』
校門に立つ先生が声を上げた。
『ハァ〜、ハァ〜、ハァッ〜。っマジかよっ!』
とっつぁんは私の手を離すと、自分の膝に両手をついて肩で大きく息をした。
『お前らぁ、指導室の前で10分正座だぁ!』
私達は、先生に連れられ指導室の前に着くと、二人並んで廊下に正座した。
いつもなら、五、六人程並んでいるのに、今日に限って二人だけ…。
静まりかえる廊下で、先にクチを開いたのは、とっつぁんの方だった。