◇◆あじさい◆◇
『うっそ!?
こんな狭かったっけぇ!?』
和也は、そう言いながら、ドームの中になんとか入り込んだ。
裕介も、入り口から上半身だけを中に入れ、二人で穴を掘り出した。
『ねぇ…、なにしてるのぉ〜?』
心五が不思議そうに尋ねた。
『パパと、ママと、裕ちゃんと、風ちゃんと、とっちゃんの宝物を探してるんだよ。』
沙織は、心五にそう答えた。
『ふぅ〜ん。
ぼくも やりたぁ〜い。』
『うん。
今度やろうね。ママと一緒に。』
そんな二人を、とっつぁんは微笑ましく見ていた。
『ねぇ、たからものって なぁ〜にぃ?』
心五がとっつぁんに問い掛けた。
『あぁん!?
ぅん〜、そぉ〜だなぁ…。
お友達のしるしだなっ!!
分かるかぁ?』
『…おともだちぃ?』
心五は首を傾げた。
『心五のお友達は、たくちゃんと、みきちゃんでしょ〜?』
『うん!』
『たくちゃん、みきちゃん好き??』
『う〜んっ!』
心五は嬉しそうに沙織を見上げた。
『ママも、みんなが大好きっ!だから、大切な宝物なんだよ。』
心五は、ニコニコ笑って呟いた。
『…おともだちっ…。
…たからものっ…。』
とっつぁんは、心五の頭を優しく撫でた。
こんな狭かったっけぇ!?』
和也は、そう言いながら、ドームの中になんとか入り込んだ。
裕介も、入り口から上半身だけを中に入れ、二人で穴を掘り出した。
『ねぇ…、なにしてるのぉ〜?』
心五が不思議そうに尋ねた。
『パパと、ママと、裕ちゃんと、風ちゃんと、とっちゃんの宝物を探してるんだよ。』
沙織は、心五にそう答えた。
『ふぅ〜ん。
ぼくも やりたぁ〜い。』
『うん。
今度やろうね。ママと一緒に。』
そんな二人を、とっつぁんは微笑ましく見ていた。
『ねぇ、たからものって なぁ〜にぃ?』
心五がとっつぁんに問い掛けた。
『あぁん!?
ぅん〜、そぉ〜だなぁ…。
お友達のしるしだなっ!!
分かるかぁ?』
『…おともだちぃ?』
心五は首を傾げた。
『心五のお友達は、たくちゃんと、みきちゃんでしょ〜?』
『うん!』
『たくちゃん、みきちゃん好き??』
『う〜んっ!』
心五は嬉しそうに沙織を見上げた。
『ママも、みんなが大好きっ!だから、大切な宝物なんだよ。』
心五は、ニコニコ笑って呟いた。
『…おともだちっ…。
…たからものっ…。』
とっつぁんは、心五の頭を優しく撫でた。