◇◆あじさい◆◇
私は、彼に言われる通り、彼の車椅子を押しながら、案内される道を歩いた。
『ここだよ。』
【えっ…?】
『…ここって…?』
そこは、あのタイムカプセルを埋めた、近くの公園だった。
『見ろよ…。』
私は、彼の視線の先を辿った。
そこには、
色鮮やかな紫陽花が、
雲の切れ間から差し込む光の中揺れていた。
『…わぁ〜。きれ〜い!』
雨に濡れた紫陽花が、光によってキラキラと輝いて見えた。
『ここだよ。』
【えっ…?】
『…ここって…?』
そこは、あのタイムカプセルを埋めた、近くの公園だった。
『見ろよ…。』
私は、彼の視線の先を辿った。
そこには、
色鮮やかな紫陽花が、
雲の切れ間から差し込む光の中揺れていた。
『…わぁ〜。きれ〜い!』
雨に濡れた紫陽花が、光によってキラキラと輝いて見えた。