たなばた
山「次、結来話せ」
結「うん…何から話そうか悩んでたんだけどゆっくりでいい?」
みんな「いいよ」って
優しく見守ってくれてる。
頑張って話さなきゃ…
結「あたし、彼氏がいたの。すごい嫉妬と束縛やばくてさ、携帯は毎日見られるし、喧嘩になれば殴られてた。別れたくても別れてくれない。それが続いてて愛羅と朱奈とも連絡とらなかった。元彼と愛羅と朱奈の彼氏は大親友で、どこかで繋がってる気がして怖かったの…」
こんなこと話して
みんなは引かないかな
あたしをばかだと
言うのだろうか
愛羅と朱奈は
心配そうな顔で
こっちを見てる。
言葉に詰まって
次の言葉が出てこない。
愛羅も朱奈も山本も
クラスのみんなも
大丈夫って目で訴えてる
そんな気がして話を続けた
結「それで、別れ話をしたあと性的暴力に走った彼に、とことんやられた。疲れて寝た彼を置いて、彼の家から逃げてきたの。もう怖くてさ、ありえないよね?外に出るのも何するにも恐怖と戦って、愛羅と朱奈にもすごく迷惑かけたの」
気がついたら
あたしは涙を流しながら
みんなに話をしてた。
辛くて怖くて
それでも全てを
わかってほしくて
こんな話でごめんね?
、