PRINCESS story

「姫が、一人で来たのがいけないんだよ」


そう言うと、男は私を突き飛ばした。


「やめて…」

恐怖で叫ぶことさえ出来ない。



「まあ、少し痛め付けるだけだから。心配しないでよ」



男たちが、代わる代わる私を足で蹴る。


身体中に鈍痛が走る。



「目的は、何?」


かろうじて声を出して聞くと、彼らは楽しそうに答えた。

「知りたい?」


蹴るのを止めて男はペットボトルの水を手に取った。




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