PRINCESS story
「確認して参りましたが、シェフが材料はキッチンにあるものをご自由にお使い下さい、とのことでした。
ラッピングは、私が何か用意させていただきます」
「翔子さん、ありがとうございます!
それじゃあラッピングは……」
何個あれば足りるかな?
いつも私たちのために働いてくれてる人は、どのくらいいるんだろう?
「80人分位用意してもらうことって、出来ますか……?」
「80人…ですか?」
翔子さんが戸惑いの表情を浮かべる。
「はい…無理ですよね…」
「いえ、かしこまりました。私にお任せ下さい」
「ありがとうございます!」