PRINCESS story

「ごめん………」

私はただ謝ることしか出来なかった。


「ありさ、梨奈…ごめん」


親友を、失いたくない…

1人に、なりたくない…


気付くと、私の目から涙が溢れていた。

言葉では言い表せない気持ちが、どうしようもなく溢れてきた。



教室の真ん中で泣く私を見兼ねて、梨奈が言う。


「ちょっと、外行こう」



< 78 / 399 >

この作品をシェア

pagetop