PRINCESS story

そんな会話をしている俺たちの横では、エレナ夫人と琴葉が名残惜しそうに話していた。


「琴葉、そろそろ出発のお時間だ」

そう声をかけると琴葉は小さく頷いた。


そして、エレナ夫人に言った。


「I was happy to talk with you.
(お話しできて、楽しかったです)
Thank you,Elena.
(ありがとう、エレナさん)」

「Oh,come to think of it...
(あ、そういえば…)
Finally there is the thing
which I want to show you.
(最後に、見せたいものがあるの)」

「To me?
(私に?)」



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