愛されたい
「陽の執事姿楽しみだねー」
「うん!絶対一緒に写真撮る!!!」




ちらほら聞こえるあたしよりも高い黄色い声。


…ほら


あたしが陽の彼女って知ってるくせにこーゆーこと平気で言うんだ…




あたしがあなたたちみたいに可愛くないから



あなたたちみたいにキレイじゃないから



陽とは釣り合ってないから…






もうイヤ。


なんでこう可愛くないこと思っちゃうんだろ…



写真くらいいいじゃん


このくらいで嫉妬してたら嫌われるに決まってんじゃん




平気でしょ?このくらい



陽のこと信用してるもん。


あたしが彼女だもん。




あたしは陽が好き


陽はあたしが好き




だから大丈夫。



あたしはそう自分に言い聞かせた
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