愛されたい
「優子可愛いから似合うって!!」


「はい?あんた目おかしいんじゃないの?」



優子…?

あんた…?




何この親しい感じ!!!



むかつくー!!



「ほら着てみろって」


「ちょ!やめてよ~」


「っいて!たたくなよ~」




なんすかこの甘い感じ…



イチャイチャしてるように見えてるのはあたしだけ!?




優子ちゃんだってやめてって言ってるわりにはイヤそうな顔じゃないし…


陽だってあたしといる時より全然楽しそうじゃん…




「津美…?どうかした?」



「へ?あ…ううん何でもないよ!」



また和花に心配かけてしまった…




「じゃぁ、優子ちゃんのだけフリル少なめにしとくね」


「まぁそれでもいっか。ありがと」




「えー?優子のフリル見たかったなぁ」



陽が言った言葉であたしは胸に岩をぶつけられたような痛みが走った。




あたしのフリルたくさんのメイド姿はどーでもいいのかな・・・
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