Love...



敦「え,塚…今まで仕事してたって?」

佳「キャバ嬢No.1って?」

亮「それでタメって?」

由「あ,はい。歳ごまかしてるんで
絶対に他には内緒ですよ?♪」


由奈って女は右手の人差し指を口の前に
あててウィンクした。
はっきり言ってこれで落ちない男は
そうそう居ないだろう…。
俺もそれに少しドキっとした。


有「あ!由奈自己紹介して!★」

由「あ,そうだね(笑)」

綾「遅れた罰で長くね!!」

恵「後,罰で質問タイム設けてね!!!」

由「わかったよ-(笑)」


ちょっと申し訳なさそうな顔で
由奈という女は立った。


由奈「磯川 由奈です。キャバ半年目で
高校は退学になりました。
普段,源氏名なんだけど,
皆さんは本名の由奈と呼んで下さい。
以上で終わります。」

男<<< パチパチパチッ★

由「じゃあ…質問はありますか?」

敦「彼氏いないの!?」

由「作らないんです。
仕事柄支障が出てしまうのと,
中々時間がないという理由で。」


…じゃあ何のために
合コンに参加してんだ?


亮「でも男は寄ってくるじゃん。」

由「ナンパは確かにうっとうしいですね。
でも今までなんとかして乗り越えてきました。
全て運かも知れませんが(笑)」

佳「合コンに来た目的は?」

由「誘われたのと,気分転換です。
普段,本当の歳を忘れているので
17歳を実感したくてここへ来ました。」


…成る程ね。


克「…何で敬語?」

由「…あ。つい癖で(苦笑)
皆さんとは同い年でしたね。
敬語は止めるね♪」


やっぱり慣れてる。
質問もなんなく答えて
しかも敬語の癖…
キャバ嬢No.1とはどうやら本当らしい。


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